おせち料理を作るのは、面倒で購入ばかり?!
どうして、田作りを食べるのか?の意味を知ると、自分で作りたくなるかも?!
超簡単で美味しい田作りの作り方をご紹介。
おせち料理 田作りを食べる意味
おせち料理に欠かせない田作りは、ごまめとも呼ばれています。
田作りは、おせち料理の代表選手で、最も重要なものの一つです。
祝い肴三種と呼ばれていて、三種とは黒豆・数の子・田作りです。
祝い肴三種は、お祝い膳の主役で必ず入れるべきものです。
なので、重箱では一の重に入ります。
苦手だとしても、入れるべき3品ということです。
五穀豊穣を願って、田畑に肥料として小魚を撒いたことから田作りと名付けられました。
カタクチイワシの小魚(ごまめ)で作る田作りは、関東でも関西でも必ずおせち料理に入っています。
田作り(ごまめ)は、「こまめ」が正しく、「細群(こまむれ)」という小さい群れということです。
それが、「まめ」という体が丈夫という意味と接頭語が濁って「ご」となりごまめになってそうです。
豊作だけでなく健康に暮らせるようにという願いも込められた深い意味があるのです。
おせち料理 田作りの作り方①
ごまめ 40グラム
酒 大3
砂糖 大3
醤油 大2
① フライパンでごまめをパリッとなるまで煎る
② ①を取り出して、酒・砂糖・醤油を全て入れて軽く混ぜる。
③ ②が煮立ってきたら①を戻して絡めて出来上がり。
ゴマを振ったり、クルミを入れてもOK。
おせち料理 田作りの作り方 電子レンジのみ②
材料は、①と同じ
① ごまめを電子レンジ500ワットでラップなしで3分。
② 酒・砂糖・醤油を混ぜて、耐熱皿で500ワットでラップなし3分。
③ ②に①を混ぜたら、出来上がり。
《番外編》祝い肴三種 数の子
数の子は高級品ですが、重要なお祝いの肴です。
お酒を飲む方には、ピッタリのおせち料理です。
酒の肴にも最適ですが、縁起物の代表選手です。
数の子は、ニシンの卵で1腹に沢山の卵が入っていて粒が多い、という所から「子宝に恵まれますように」「子孫の繁栄を」という願いが込められています。
数の子のニシンと二親をかけて、「二親健在」という意味もあるそうです。
《番外編》一の重
現代は、重箱に入れて出す習慣も減ってきているかもしれませんが、正式には五段重まであるそうです。
一の重:祝い肴三種や甘い口取り風のもの
二の重:焼き物
三の重:煮物
与の重:酢の物
1つのお重に入れる品数は、奇数です。
三・五・七・九と入れます。これは、奇数がおめでたいとされるからです。
一の重は、一番上にくるので、長寿・子孫繁栄などの願いが込められたものを中心に彩りも考えて詰めてあります。
関東では、祝い肴三種の数の子・田作り・黒豆
関西では、祝い肴三種の黒豆がたたきごぼうや酢ゴボウになることがあるそうです。
他には、甘い口どりの伊達巻・きんとん、昆布巻き・紅白蒲鉾などが入ります。
何故、奇数がおめでたいのか?
中国の陰陽思想に基づくと、
奇数は「積極的な面を表わすおめでたい数字」
偶数は「陽の当たらない陰の数字」
だからです。
結婚式のお祝いの時に、割り切れない数字が分かれない=別れないで、包んでいたことしか知りませんでした。
奇数は、おめでたい数字なのですね。
まとめ
おせち料理で、とても簡単に作れる料理の代表が田作り、と言っても過言ではありません。
簡単で美味しく、そして願いが色々込められている一の重に入る祝い肴三種の一つである田作り。
なんで、田作りがイワシなのか?という疑問も消えてスッキリです。
今年のお正月は、簡単手作りの田作りをおせち料理に加えて下さい。
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