今年の初め頃から多くの飲食店や会社の入り口に、アルコール消毒液が置かれ始めました。
正しい使い方って、ご存じですか？
新型コロナが流行り出して、本格的にアルコール消毒液を使い始めた人も多いと思います。
正しい使い方を知って、正しく予防していきましょう。
手・指などのウイルス対策
手洗い
手を洗えるシーンでは、まず手洗いがウイルス対策に重要です。
流水で15秒間手洗いすると、手や指についているウイルスの数は1/100になります。
ハンドソープや石鹸で10秒間もみ洗いした後、流水で15秒流すとウイルスの数は1/10000になります。
手洗いをしっかりすることが大事なことが分かりますね。
手洗いした後は、消毒液を使う必要はありません。
アルコール消毒
直ぐに手洗いが出来ない状況では、アルコール消毒液が役に立ちます。
何故アルコールかというと、アルコールがウイルスの「膜」を壊すからです。
膜が壊れると無毒化するのです。
皆さんは、アルコール消毒液をどのように使っていますか？
実は、使い方がとても大切です。
最大限効果を上げるために、以下のことに気を付けてみて下さい。
アルコール消毒液の量
手が荒れそうだから少しだけ使うとか、手のひらだけでいいかな、など使い方や使う量など考えてる人は少ないと思います。
ボトルなら下までワンプッシュしましょう。
最近は機械式のものも増えていますが、1回の量が出てきます。
アルコール消毒液の量は、手のひら・手の甲も全体が濡れる位の量です。
大事なことは、直ぐに塗り広げたり擦ったりしないことです。
アルコール消毒液を取ったら、親指を中に入れて手をグーにして1分間そのまま。
それから塗り広げながら乾かします。
アルコール消毒液の濃度
アルコール濃度によって効果が変わるのでしょうか？
実験によると、50％以上であれば、完全に不活化出来たので、新型コロナウイルスを分解できるようです。
一般的なアルコール消毒液は、70％前後の濃度で作られているので問題ないですね。
但し、最近は濃度の低い商品も出ているようなので、購入するときの目安として「火気厳禁」と書いてあるものを選ぶことです。
「火気厳禁」と書いてあるものは、アルコール60％以上なので、それを購入するといいですね。
気を付けること
何から何まで消毒、消毒と過敏にならないようにしましょう。
私達の皮膚には常在菌がいます。
その常在菌を殺し過ぎてしまうと、身体のバランスを崩す可能性もゼロではありません。
外から帰った時、食べ物に触れる時、トイレの後など、必要だと思う時に手を洗う。
もしくは、アルコール消毒液を使うことです。
新型コロナウイルスの感染は、ウイルス飛沫が口や鼻、眼などの粘膜に触れる、とか、ウイルスがついた手や指で口や鼻、眼などの粘膜に触れることで起こります。
飛沫を受けないように、人との距離を取ったり、会話の時にマスクを着用したり、手指のウイルスを洗い流すことが大切なります。
身の回りの物を消毒すると、手指につくウイルスを減らしていくことも出来ます。
まとめ
日本人は、元々清潔できれい好きだと思います。
家に帰ってきたら、靴を脱いで、手を洗い、うがいをするよう促されてきました。
靴を脱ぐだけでも、かなりの汚いもの、菌などを家に持ち込まなくて済んでいるのではないでしょうか。
アルコール消毒液の使い方は、私も知りませんでした。
1分間、そのままにしておくんですね。
シュッとして手の全体に直ぐに伸ばしてました。
知識は大事ですね。
しっかり知識をつけて、後は自分のものにしていく。
これは、どんなことにも応用出来ます。
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