潜在意識には、大きく「感情」が関わっているようです。
潜在意識は、「私達がオギャーと生まれてから今日まで、色んな体験をした時の感情を記憶してきた箱」のことと言えるかもしれません。
この体験した感情には、「先天性」と「後天性」があります
「先天性」は、「生まれたときに備わっていること」「生まれつき、そうであること」です。
「後天性」は、生まれた後に、人間生活を送っている途中の環境や体験の中で、身につけてきたことです。
生まれた時に、持ってきた感情の一つに、「痛み」があります。
痛みにより、向上心のような「成長したいと望む」感情と、不安や恐怖のような「大きな変化を嫌がる」感情が一緒に育つのです。
『潜在意識の特質』とは、同時に二つの「成長したいと望む」感情と「大きな変化を嫌がる」感情が働くことです。
『潜在意識の特質』を理解して、仲良くしていくと、自分の思う通りの人生を生きていけることに繋がります。
「トラウマ」ってなんでしょうか
「トラウマ」という言葉は、聞いたことはありますか。
「トラウマ」とは、虎と馬ではないですよ。〈笑〉
「トラウマ」とは、ギリシャ語で「キズ」という意味です。
心理学者のフロイトが、初めて心理学の用語に用いました。現在、日本心理学の学術用語では「心的外傷」や「精神的外傷」と使われています。
意味としては、精神的な大きな打撃を受けたことにより、その影響が長く精神的に残る後遺症です。過去の感情の「キズ」です。
ずっと奥の方の記憶の層に、想い出したくない感情として残っているのです。
その感情の深い傷は、同じような状態や状況になった時に、無意識レベルから上がってきます。すると、息が突然苦しくなったり、動けなくなったりなど、の反応が起こるのです。なぜそうなってしまうかを本人は、分かりません。
「感情」というのは、動機すべての動力源になっていて、思考や言動、行動に大きな影響を与えています。
「私達がオギャーと生まれてから今日まで、色んな体験をした時の感情を記憶してきた箱」が後天性記憶だと、潜在意識と言えるかもしれません。
「先天性」の感情とは、なんでしょうか
先天性とは、「生まれたときに備わっていること」「生まれつき、そうであること」です。
私たちは生まれた時に、すでに感情を持っています。
その一つが「痛み」です。
私達は、肉体があります。
「肉体がある」=「痛みがある」のです。
この「痛み」が人を成長させていくのです。
それはどういうことなのでしょうか。
赤ちゃんを見れば、わかります。
赤ちゃんは、何でも触り、口に入れます。知らないと、平気でストーブを触ったりします。触ると、ひどい「痛み」を感じます。そこで学ぶのです。
誰でも、痛みは避けたいです。既に経験した「痛み」は次に経験しないように注意しまう。他にも、色んなことを学び、色々と考え、成長していくのです。
これが「向上心」です。
「痛み」と一緒に、「恐れ」や「不安」も感じます。
「不安」という感情は、どのような時に出るのでしょうか
不安の感情が出るのは、「先が見えないような状態」の時です。
後天性も先天性もあります。
先が見えないような状況は、何が起きるのか予測出来ないので、「また痛みで嫌な思いを感じるかもしれない」と恐れを感じます。
「不安」が大きくなると、「恐怖」へと変化していきます。
先が見えない、予測出来ない「大きな変化を拒む」感情や「大きな変化を嫌がる」感情は、「不安」や「恐れ」です。
『潜在意識の特質』とは、同時に二つの「成長をしたい」感情と「大きな変化を嫌がる」感情が働くことなのです。
そのどちらの感情を選ぶのかは、その人次第です。
重要なのは『潜在意識の特質』を理解して、潜在意識を味方につけて、自分の望む通りの人生を進むことです。
コメント