最近、春を感じる日も増えてきましたね。
春分の日ももうすぐです。
春分の日は、祝日でお休みで嬉しいですね。毎年、同じ日ではないようですが、それは何故なのでしょう?
春分の日には、何をするのか?何を食べるのか?などを調べてみました。
春分の日とは
春分の日は春分日で、春分日は太陽が春分点を通る瞬間を含む日のことです。
2021年は、3月20日(土)です。
ちなみに、2020年は3月20日で、2018年、2019年、2022年、2023年は、3月21日です。
3月20日は今年のお彼岸の中日で、お彼岸にはお墓参りをする人も多くいます。
春分日は昼と夜の長さが同じで、春分日を境に昼の時間がだんだん長くなり、夜の時間が短くなっていきます。夏至に向かって、どんどん昼間の時間が長くなっていきます。
春分は二十四節気では、1年の始まりの季節で、名前の由来は皇室の「春季皇霊祭」という行事からきているようです。
二十四節気は、太陽の1年の運行ルートを24等分する考えに基づいており、中心になっているのは、「春」「夏」「秋」「冬」です。
更にそれぞれを6つに分類して作られています。
春は「立春」「雨水」「啓蟄」「春分」「清明」「穀雨」で、春分は春の真ん中の4番目です。
春のお彼岸(春分の日)
2021年の春のお彼岸は、下記の通りです。
3月17日(水) 彼岸の入り
3月18日(木)
3月19日(金)
3月20日(土) 春分の日・彼岸の中日
3月21日(日)
3月22日(月)
3月23日(火) 彼岸明け
お彼岸とお墓参り
お彼岸にお墓参りへ行くのは、昔からの習わしです。
では、何故お彼岸にお墓参りへ行くのでしょうか?
お彼岸とは、仏教用語で「煩悩を脱して、悟りの境地に達した人が向かう所」を指す西方の地。
この世での修行が終わった先祖が暮らす「あの世」と言われています。
なので、この時期にご先祖様や自然に感謝を捧げることが望ましいと言われていて、お彼岸の時期はこの世とあの世が近くなると昔の人が考えたからです。
お彼岸にお墓参りをする習慣があるのは、日本だけのようです。
日本人は、「ご先祖様への感謝」「生かされていることへの感謝」を感じているからではないかと思われます。
お彼岸とお供え物
春のお彼岸にお墓参りをするのは、お彼岸の間ならいつでも大丈夫です。
お墓参り自体は、いつしても何度行っても喜ばれると思います。
ただ、近年はお墓が遠くにあって中々行けないという人も多いようです。
なので、春分の日は祝日なので、その日前後が行きやすいのかなぁ~と思います。
春のお彼岸のお供え物は、「牡丹餅(ぼたもち)」が定番です。
春の花である「牡丹」に見立てて名前が付けられたようです。
ちなみに、秋は「お萩(おはぎ)」をお供えしますが、これも萩の花からきているそうです。
「ぼたもち」や「おはぎ」をお彼岸にお供えするのは、何故でしょう?
それは、小豆の赤い色は魔よけになると考えられていたからです。
小豆のあんで、もち米を蒸して丸めたものを包んだ和菓子をお供えすることにより、悪いものが寄ってこないようにと祈ったからだそうです。
まとめ
立春(2月3日)が過ぎて、2月18日の雨水、3月5日の啓蟄が終わると、次は春分です。
「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」と言われるように、年が明けて最初の3か月は特に過ぎていくのが、早く感じられるたとえですが、雨水も直ぐきますし、春分の日も直ぐにやってきそうです。
春を感じるようになると、虫が出てくる啓蟄を思い、春のお彼岸もやってくる流れです。
牡丹餅は早く食べたいですが、もう少し今を味わいながら過ごしていきたいな、と思ってしまいました。
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