お正月の遊び 懐かしい羽付き コマ回し 意味もあるの?

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2021年が始まりました。
お正月と言えば、何して遊びますか?
羽付き遊びやコマ回し、凧揚げなどをしていた昭和の時代。
今も昔からのお正月遊びは、しているのでしょうか?

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羽付き

羽付きは、羽子板とも言われているお正月遊びです。
羽の根元の黒い玉を「無患子(むくろじ)」と呼び、これを使ってお正月に遊ぶことは「子供が病気にならないように」と昔の人はゲン担ぎをしていたようです。女子の初正月に羽子板を贈る風習もあります。
羽付きでミスをした時に顔に墨を塗られますが、バツとしてと思ってましたが、どうやら「魔よけのおまじない」だったようです。

羽子板に装飾をしたものもありますが、これは正月事始めの12月13日辺りから、正月飾りなどをやく行事のどんと焼きの1月15日にしまいましょう。
変わり羽子板は、その年に話題になった人などの似顔絵で作られるので有名ですね。

凧揚げ

お正月遊びの定番の「凧揚げ」。
最近は、凧を揚げる場所が中々なくて、困ります。
電線に引っかかったとかで、問題になることもあります。
広い河原や広場があると良いのですが。

お正月に凧揚げをするのは、「願いを込めた凧を空に向かってあげてゲンを担ぐ」とか、「立春を祝って空を向くため」など色んな説があるようです。
凧は高く揚がるほど願いが神様に届くから願いが叶うと言われています。

遊び方は、高く揚げるだけでなく、相手の凧を落とす、相手の糸を切る、「凧合戦」「凧喧嘩」などもあります。

昔は、凧を手作りしましたが、現在は100均でも購入出来るようになったり、軽くなったりと進化しています。風が少し吹く日に是非、飛ばしてみませんか?

かるた

かるたとは、読み札と絵札を使うカードゲームです。
百人一首を用いた「百人一首かるた」と、いろは歌を用いた「いろはかるた」が有名です。
百人一首やかるたで遊ぶことで、自然に和歌やことわざに触れるので、教育にも役立っているようです。

「百人一首かるた」は、平安時代に作られた色んな和歌集を鎌倉時代に藤原定家が集めた「小倉百人一首」で出来ている。江戸時代には庶民に広がった。

「いろはかるた」は、ことわざを用いていて、子供が遊びながらことわざなどを覚えられるように、と江戸時代に作られた。江戸、京都、大阪、上方、尾張などで、内容が違う。

江戸いろはかるたと京いろはかるた 

江戸いろはかるた↔京いろはかるた

 「い」犬も歩けば棒に当たる↔一寸先は闇
 「ろ」論より証拠↔論語読みの論語知らず
 「は」花より団子↔針の穴から天を覗く
 「に」憎まれっ子世に憚る↔二階から目薬
 「ほ」骨折り損のくたびれ儲け↔仏の顔も三度
 「へ」屁を放って尻すぼめる↔下手の長談義
 「と」年寄りの冷や水↔豆腐に鎹
 「ち」塵も積もれば山となる↔地獄の沙汰も金次第

コマ回し

昔からのお正月遊びで、現代も多くの人に楽しまれている。
「お金が回るように」という願いを込めてゲン担ぎ、縁日の余興として始まった、などいくつか説がある。
コマは、物事が円滑に回るので縁起が良いし、うまく回ると子供の自立が早いとも言われている。

世界最古のコマは、エジプトで発見されている。
日本には、奈良時代に唐から高麗を通って伝わってきたようです。
当初は、貴族の遊戯だったが、江戸時代から庶民の遊びとして広まる。

指で回すタイプと紐を巻き付けて回すタイプがある。
遊び方は、回転の美しさをを見る、コマ同士をぶつけ合って勝負する、などがあります。

福笑い

福笑いは、明治時代からお正月遊びになっている。
遊び方は、目隠しをして、顔の輪郭だけが描かれた紙の上に「眉・目・鼻・口・耳」などを置いていくゲーム。
出来上がった顔が面白くなることが多くて、大笑いです。
おかめ、お多福、ひょっとこなどの絵が多くて「笑う門には福来る」と縁起が良いので、お正月遊びにふさわしい遊びです。

まとめ

お正月の間にやってみたい遊びは、ありましたか?
昔はよくやっていたことで、現状でやりにくいことも多いですね。
折角なので、日本の歴史を残す意味でもやってみませんか?

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