【冬季オリンピック】カーリングのルール 簡単解説

スポーツ

カーリングは、取っ手のついた石を滑らして、モップのようなもので氷を掃いて赤い丸の中にその石を入れる競技、というくらいしかわかりません。という方も多い?!
意外と簡単な競技だったようです。
しかも審判がいないという珍しい競技です。

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カーリングの基本ルールとは

カーリングは、約40メートル先にある赤い枠(ハウス)の中に石(ストーン)を入れて点数を競います。

赤い枠の円が小さくて、その周りに青い枠の円があるのがハウスと呼ばれるところ。

1チーム4人で、2チームで対戦する。
それぞれのチーム全員が2回ずつ投げて、ハウスの中心に近い所にストーンを置けたチームが得点を得ます。

両方のチーム全員の選手が2回投げると「1エンド」となり、10回のエンドで1試合となります。

もし、10エンドが終わった時点で同点の場合は、延長されます。

ストーンを投げた後に、ブラシで氷を掃く時があります。それは、方向や速度を調整するためです。

このブラシで氷を掃くことを「スイーブ」と呼ばれます。

スイーブは、ストーンを触ってしまうと反則です。
カーリングは、審判がいないので、フェアな精神をもってプレーすることが前提となります。

カーリングは氷上のチェス

カーリングは、氷上のチェスと呼ばれるように、とても高度な戦略が必要となります。

カーリングで圧倒的に有利なのは、後攻になります。

なので、前のエンドで点数を取ったチームが次のエンドでは先攻となり、投げる順番の不公平さをなくすようにしています。

カーリングは1試合の間に、各チーム73分の持ち時間が与えられます。

その持ち時間内に全部のストーンを投げないと負けにもなります。

もしも試合の途中で、自分のチームが勝てないとわかれば、相手チームの勝ちを認めることでゲームを終わらせることが出来ます。

これは、「コンシード」と呼ばれます。
以前は、ギブアップとも呼ばれていたのですが、コンシードになりました。

コンシードは、自主的に行うので、コールドとは違います。

カーリングの得点

カーリングは、10エンド両チームが投げ切って得た得点が高いチームが勝ちとなります。

それぞれのエンドでは、ハウスの中心のティーに一番近いストーンがあるチームに得点が与えられます。

何点になるかは、
自分のチームが一番ティーの近くにストーンを置けた時
そのストーンと相手チームのティーに一番近いストーンとの間に
自分のチームのストーンをどれだけ置くことが出来たか
で決定します。

1エンドで8ストーンを投げられますが、そのすべてがハウスの中にあれば、8点になります。

ストーンをティーの一番近くに置くことが出来ないと、そのエンドでそのチームは点数を取れないのです。

ハウスの中にある相手チームのストーンを自分のチームのストーンで外へはじき出すことを「テイクアウト」と言います。

カーリングは、ティーの最も近くに自分のチームのストーンを出来るだけ多く置くこと、相手チームのストーンをどれだけテイクアウトするか、がとても重要です。

カーリングのチームとは

カーリングのチームは、4人です。
1人だけは補欠(リザーブ)を含めてもOKです。

投げる順番で、
①リード
②セカンド
③サード
④フォース
と呼ばれます。

①のリードは、1番目と2番目に投げます。

②のセカンドは、3番目と4番目に投げます。

③のサードは、5番目と6番目に投げます。

④のフォースは、7番目と8番目に投げます。

①のリードと②のセカンドは、自分が投げない時は、主にスイーパーを担当します。
スイーパーは、スイーブする人です。

④のフォースは、たいてい「スキップ」が担当になります。
カーリングでスキップとは、チームのキャプテンです。

ゲームの最中は、スキップだけがハウスに入れます。

戦略を立てたり、声掛けや指示をするチームの司令塔でもあります。

③のサードは、スキップが投げる際には、スキップの代理で声掛けや指示をするバイススキップの役をします。

まとめ

カーリングは、チェスのように戦略を立てて、ストーンをどれだけハウスの中心に置き、残すのか?が重要だということが分かりました。

はじき出すだけでなく、守ったり、ガードしてティーに入れないようにしたり、ストーンの置く位置を絶妙にずらしたりしながらの頭脳戦です。

その日の氷の状態を早く把握するというのも大事な仕事になっていくので、リードやセカンドの仕事も大切ですし、司令塔であるスキップの役割も大切です。

チーム一丸となって、日本も一つでも多く勝利してもらいたいですね。

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