ぎっくり腰になったら、痛み止めなのか

ぎっくり腰 健康

突然、やってくるぎっくり腰。
しかも、歯磨きやくしゃみをするなどの普段の生活の中でぎっくり腰になることが意外と多いのです。
ぎっくり腰になったことのない人は、ぎっくり腰の人は大変そう、と思うだけだと思います。
実際に初めてやってしまった人にとっては、人生がひっくり返るほど大変なことです。
歩くのも、立つのも、寝るのも大変で、普通に生活することが一苦労になります。
どうするのが、一番楽になるのでしょうか?

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ぎっくり腰の痛みの緩和

欧米では「魔女の一撃」と言われる、ぎっくり腰は、非常に激しい痛みです。
痛みは半端ないし、もう二度と体験したくない、という恐怖心が植え付けられ、腰を安静にしておこうという意識になります。

でも実は、ぎっくり腰になった時は、安静にするよりも出来る範囲で普段と同じ生活をするように努めた方が良いとなってきています。如何せん激痛なので、痛み止めやシップなどで痛みを抑えながら、にはなりますが。

痛み止めの薬を飲むと早く日常生活に戻れます。
動くと痛いという不安や恐れなどのストレスを感じにくくなるので、動きやすくなります。
実は、上手に薬を使うと、慢性化になりやすい腰痛のリスクを下げることにも繋がるようです。

痛み止め薬の使い方

痛み止めの薬は、痛い痛くないに関係なく2~3日続けて飲む方が良いと最近は言われています。
それは、何故かと言うと、痛いと感じる信号を脳へ送らない方が良いからのようです。
脳へ定期的に痛みの信号を送ると、痛みを感じる機会が増えてしまい、痛みに過敏になってしまうそうなんです。

ぎっくり腰は、急性の腰痛です。
炎症です。炎症は患部が熱を持っているので、温めない方が良いようです。
湿布を貼ると気持ちが良い、とか痛みが和らぐと感じるなら、使いましょう。
脳が気持ち良いと感じるなら、痛みの軽減に繋がります。
出来るだけ、普段通りに生活が出来る、普段通りに動けるように、薬や湿布を上手に使っていきましょう。

ぎっくり腰にコルセットやベルト

ぎっくり腰になったら、コルセットや腰ベルトは使った方が良いのでしょうか?
使うのなら、2日位までが良いようです。
ぎっくり腰直後は、腰の激痛のせいで腰への不安が最大になっています。
腰が不安定な感じがするので、固定出来ると安心します。
無理に使う必要はありませんが、安心に繋がるなら積極的に使いましょう。

ですが、長い期間続けて使うのは、おススメ出来ません。
4週間も使うと、逆に腰を支える筋肉が衰えるという研究もあるようです。
そして、コルセットを使い続けると、腰を動かさなくなります。
腰の血流が悪くなり、そうすると発痛物質が増えると言われています。

頼り過ぎることなく、自分の体を自分の骨格や筋肉でしっかり支えられるように、ある程度鍛えていくのも必要ですね。

ぎっくり腰体操

ぎっくり腰体操は、うつぶせになり腰を反らせる運動です。
お尻や太ももではなく、腰に痛みが強くある時は、改善の兆候になります。

注意点
※腰を元に戻した時に、腰の痛みが無くならない場合は、体操をやめて下さい。
※お尻から太ももにかけて、痛みや痺れがある時は、体操をやめて下さい。
※腰部脊柱管狭窄症の持病がある方はやらないで下さい。

①うつぶせになります。ゆっくりと深呼吸してリラックスします。(3分間)

②うつぶせのまま、胸の下に枕やクッションを入れて楽にします。ゆっくりと深呼吸を3分間。

➂肘を床につけたままで、軽く上半身を上げます。ゆっくり深呼吸を3分間。

④腕の力で上半身をゆっくり起こし、腰を反らせていきます。
気持ち良いと感じるところまで、反らせます。

この④の反らしは、5~10秒を10回ほど出来ると良いです。

まとめ

魔女の一撃であるぎっくり腰は、なった人にしか分からない激痛です。
二度とぎっくり腰にならないためには、普段の生活での姿勢にも気を遣いましょう。
長時間同じ姿勢は、良くありません。車の運転の時も1時間~2時間に一度休憩を、と言いますね。
伸びをしたり、ストレッチをしたり、適度な運動を取り入れて筋力アップもしていくと良いです。
私も今回人生初のぎっくり腰になって、年に何度もなっていた主人の気持ちがようやく分かりました。

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