ファスティングとは、断食する、絶食する、精進するという英語の動詞「fast」の現在分詞形。断食や絶食とは、飲食行為を断つことです。
宗教的行為で、一定の期間の間、すべての食物または特定の食物を摂ることをやめることです。
現代では、絶食療法(一般に言う断食療法)として医療行為ないし民間医療ともされている。
断食(ファスティング)の効用
解毒(デトックス)
・有害物質を排出、内臓の大掃除
・脂肪が燃える、ダイエット効果
現在の食事は、無農薬で土からの栄養豊富なお野菜やお米でしょうか。
一度もスーパーやコンビニのおにぎりやサラダなどを食べることなく生活出来ますか。
お菓子や甘いもの、ジュースなどのペットボトルや缶コーヒーなどを一年で全く購入しない日が何日ありますか。
シャンプーや化粧品を毎日使ってませんか。
そうなんです。すべてを自給自足したり、全部手作り、毎日水筒を持ち歩く、
これらを完璧に出来る人は、ほとんどいないと思います。
完璧にやろうとすると、ストレスで逆に心が病んでしまいそうですね。
そして現代社会は、呼吸をするだけでも、身体に排気ガス・細菌・ウィルス・
アレルギー物質などを取り入れている可能性もあります。
食品添加物、農薬や防腐剤などを口からも取り入れているかもしれません。
有害物質は、上げたらキリがありません。
そこで、近年注目されているのが、デトックス・ファスティングです。
体から有害物質を出そう、ということです。
身体のリセット
・消化器系、内臓を休ませ、身体を蘇らせる
・飢餓になると、身体は癌細胞も栄養に変える
ファスティング(断食)すると、消化吸収の仕事が必要なくなり、消化器系の作業をしなくて済みます。
内臓の胃、脾臓、肝臓、膵臓と腎臓がお休み出来ます。
肝臓の解毒は、重金属、化学物質、アルコール、アンモニア、カフェイン、食品添加物、そして薬物などです。
肉類は、体内でアンモニアを生み、アンモニアの解毒は肝臓でします。
タンパク質である肉類などは、30時間かけて体内で消化し、分解して、吸収すると言われているので、内臓さんたちは食べない時間があれば、栄養の分解をする必要がなくなります。
そうすると、有害物質の分解と解毒、排泄だけを肝臓と腎臓はすれば済みます。
40歳でしたら 350,400時間
これは、内臓が働き続けてきた時間です。
お疲れなのが想像できますね。
200年以上前の江戸時代初期までは、1日2食だったそうです。
それも、いつでも食べられる世の中だったわけではありません。
あらゆる環境でも耐えられる身体能力が備わっていたようです。
内臓さんにとっては、肉食が増え、1日3食になり、過酷な時代です。
そして、農薬・食品添加物・排気ガスなどの有害物質が多い昨今。
解毒したくても、解毒がし切れない人も増えているようです。
鼻水が出る、くしゃみが出る、などの病気というほどではない症状がある人は、自分の体を見直すタイミングかもしれません。
ファスティング(断食)をすると
食事をしないので、消化酵素を使わなくてすみます。
消化酵素を使わないと、代謝酵素のみを最大限活用出来ます。
食べなかったとしても、心臓は動いているし、肺臓も、そして脳も働いています。
では、その時のエネルギー源は、なんでしょう。
飢餓状態になると、身体は脂肪を燃焼し始めます。
その上、癌細胞も食いつぶします。
癌になったらファスティングをしましょう、と欧米では言われるそうです。
ファスティングは、メスを使わない外科手術と言われるほどです。
口から入った毒素の排泄は、便で75%、尿で20%。ほとんどがここでされます。
便秘の人は、要注意だということが分かると思います。
通常は、1日3食の人は、3回便が出て、1日2食の人は2回出ます。
他の排泄ルートは、汗3%、髪の毛・爪から1%づつ、そして息からです。
ファスティングすると、汗や息が臭くなる人もいます。
そういう人は、薬を飲んでいたとか、添加物の多い食事をしていた、ようで解毒されて汗や息から排出されていることが分かりますね。
腸の大掃除も始まります
食べないことで、身体に溜まっていた毒素をより出し始めます。
なので、宿便が出たり、腸内環境が良くなったりします。
有害物質が体から出ていくと、腸や血液、内臓が綺麗になっていきます。
また、肌までも回復して柔らかく綺麗になります。
見えない所でも、血液、体液、肌の細胞までとてもキレイになります。
脳の冴えも良くなります。
腸で幸せホルモン(セロトニン)を出すと言われています。
腸がきれいになると、気持ちも元気になるようです。
ファスティングの効果
頭がすっきりしてさえてくる
集中力が高まる
記憶力が高まる
爽快感がある
物事に動じにくくなる
前向きになる
疲れにくくなる
ダイエット効果がある
身体が軽く感じる
五感も鋭くなる
視覚・視力が上がる(肝臓)
味覚が上がる(心臓)
触覚が鋭くなる(脾臓)
臭覚が鋭くなる(肺臓)
聴覚が鋭くなる(腎臓)
判断力・透視力・洞察力が鋭くなる(脳・精神機能)
記憶力が向上する(脳)
ファスティングをやってみて、変化が外に見える所に出なくても、身体の中の傷を治してくれてます。
頭痛薬を常飲している人は、逆に頭痛を感じたりする人もいます。
お腹が張ってくる人もいますが、それは腸が動き出すからです。
必要以上に体重を減らさず、筋肉を落とさない様に、栄養素を補いながら行う。
肥満の人は、余分な脂肪を落とす。
痩身の人は、内臓が回復して、適切に体重を増すことが出来る
免疫力は 空腹時に活性化する
ファスティングを実践する時は
準備期間を取ることを忘れずに
身体から動物性たんぱくを出すのに、48時間は必要です
乳製品を分解する酵素が日本人にはほとんどありません。
回復食が実は、ファスティングで一番大切です
自己流ではやらず、専門家の指導の下で行ってください。
ファスティングの種類
1日ファスティング
プチ断食・週末ファスティング
3日ファスティング
準備食、回復食が必要、体感が得られる
7日ファスティング
体型、体重、体質の変化
思考力、洞察力の変化を感じる
回復食の重要性(消化不良)
ファスティング中は、胃腸の働きは止まっていて、スリープモードに入っています。
胃腸が対応出来ない「脂肪を多く」含む食べ物や「ドカ食い」は、消化不良、嘔吐、胃痛、下痢などを起こす。
回復食の重要性(リバウンド)
飢餓状態がファスティング中です。その状態では、満腹ホルモンが出にくく、回復食をちゃんとしても、ドカ食いをしてしまうと、次の飢餓を予想して効率よく栄養を脂肪に変えて蓄積しようとリバウンドしてしまうのです。
ファスティング後は、食事の内容にも、量にも気を付けた方が良いです。体の外も中もすっきりした状態を楽しんで下さい。何らかの効果はあるはずです。私も楽しんでやってみようと思います。
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