腸内フローラ 腸内細菌叢 と生きていくということ

腸内フローラ 健康

腸内フローラという言葉は、聞いたことありますか。
フローラとは、細菌叢。
腸内フローラは、人それぞれ違うようです。
不思議でとても神秘的な世界を見てみましょう。

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腸内フローラってなぁに

人間の腸の中には、だいたい1,000種類以上ともそれ以上とも言われる、細菌が100兆個以上いると報告されています。細菌たちは、種類ごとにまとまりを作っているので、腸の中を顕微鏡で見てみると「お花畑(フローラ)」のように見えるので『腸内フローラ(腸内細菌叢)』と呼ばれています。
大腸の細菌の総重量は、約1~1.5kgと言われていて、重さはだいたい肝臓と同じくらいです。

腸内フローラの働きは、健康と非常に深い関係を持っているので、腸内細菌は『第3の臓器』と呼ばれるそうです。

最近の研究では、お腹の問題や調子だけでなく、腸内フローラは全身の健康状態であるメタボや生活習慣病、免疫疾患や免疫機能などと関係してると発表されています。

腸内フローラも人それぞれ 腸内微生物の働き

『腸内フローラ』は、人によってそれぞれ違います。さらに人種によっても特徴が違うことが確認されています。何故でしょう。それは、生まれてくる赤ちゃんは、産道を通る時にお母さんの有用細菌を取り入れてくるからです。

赤ちゃんは、口に何でも入れて舐めてみますよね。舐めると有用細菌を体内に取り込むことが出来るのです。3歳までは、舐めて体内に取り込めますが、大人は体内に新しい微生物菌を取り込むことが難しくなります。以前は、新しい細菌を大人が取り入れるのは無理だと言われてました。最新の研究では、半年間継続して取り入れると腸内に留まることが分かってきました。

世界的にみても、日本人は独特の『腸内フローラ』を持っているそうです。食物繊維をエサに発酵反応をする腸内細菌が多いことと、様々な代謝物を作り出して体の役に立っていることです。

これは、日本人が大古の縄文時代から、木の実やキノコや海藻、根菜類などの色々な食材から、食物繊維をたくさん摂っていたからだと考えられています。階層の分解が出来るのは、日本人独特の腸内細菌類のお陰なんです。

日本人の腸の問題が超問題

日本人の食生活が徐々に変化してきています。柔らかい食べ物や肉類が多くなり、食物繊維、バイオティクス食材が減ってきたと言われています。欧米人と比べて日本人(アジア人)の腸は、2割ほど長いと言われているように、食物繊維が腸内細菌にとって必要なのにも関わらず、摂取量が減っているのが問題です。その結果、肥満やメタボ、生活習慣病になり、腸内フローラへも問題があるのです。

日本人の腸内細菌は、現在バランスが崩れていて、腸内環境が悪くなっている人が増えています。それは、「免疫細胞」の暴走なのです。だから、アレルギーや自己免疫性疾患などの病気が多くなっているのです。原因と言われているのは、

・食生活の変化による不足している食物繊維
・人の腸内細菌類は、3歳までに形作られる。しかし、近年清潔にし過ぎて除菌や殺菌をし過ぎる。
・抗生物質の使い過ぎ。その結果、善玉菌まで除去している。

人間には、免疫機能が元々備わっています。その免疫機能を最大限に引き上げていきましょう。

腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)

人間の腸内細菌叢を良い状態にしましょう。そのためには、プロバイオティクスとプレバイオティクスの食品の両方を積極的にとると良いです。プロバイオティクス食材とは、腸に直接有用菌を届け、有害菌の活動を抑えます。プレバイオティクス食材は、善玉菌を増殖させ、活性化し腸内環境を整えてくれます。

プロバイオティクス食材
・ヨーグルト
・酒粕
・納豆
・ぬか漬け
・味噌

プレバイオティクス食材
・豆類・とうもろこし
・ブロッコリー
・芋・キノコ類
・キャベツ・玉ねぎ
・寒天・こんにゃく・海藻類
・果物・バナナ

プロバイオティクス食材とプレバイオティクス食材が両方あると、シンバイオティクスとなります。そうすると、腸内環境がよくなります。シンバイオティクスは、和食が世界遺産になるほど良いことが分かります。

Tレグ細胞

今後注目されるTレグ細胞は、善玉菌を育ててくれるそうです。免疫細胞をTレグに変化させるのは、クロストリジューム菌の生産物質です。善玉菌・悪玉菌・日和見菌で、腸内は構成されていると言われています。
善玉菌が優位だと日和見菌は善玉菌につくので(の味方となり)、腸内環境がよくなります。逆に悪玉菌優位になると、日和見菌は悪玉菌につくので腸内環境が悪くなります。悪玉菌優位かどうかは、おならが臭い・便が臭いで判断出来るようです。

プロバイオティクス食材とプレバイオティクス食材をとって、腸内フローラの改善をしたいなら、胃酸による消化を良くして、しっかり腸で吸収が出来るようにしましょう。直ぐに腸内環境の改善が必要な人は、バイオジェニックスを使ってみて下さい。
バイオジェニックスはサプリメントの一種で、乳酸菌体ペプチド・乳酸菌精製物質・βカロチン・DHA・EPAなどを配合しています。

質の良い睡眠

やはり最後は、睡眠の質が大切です。これは、身体の修復は、寝ている間にやっているからです。今の時代は難しいかもしれませんが、22時から2時までの間は睡眠している。朝6時~8時の間に起きて、朝日を浴びる。というのが、大切です。

体内時計が戻れば、体温も上がっていくようです。出来ることからやってみましょう。例えば、1分でも良いのでその日のうちに寝ることです。早く寝れば、8時頃には起きれますね。朝起きて、太陽の日を浴びると一気に体内時計は戻るそうですよ。
これを続けていくと、少しづつ健康になっていくと思います。楽しんでやれるようになれば、素晴らしいです。

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