天皇誕生日 祝日 歴代天皇陛下の誕生日は今も祝日?

天皇陛下 ライフスタイル

令和になってから天皇誕生日は、2月23日です。
平成時代は、12月23日でしたね。昭和時代は、4月29日でした。
歴代天皇誕生日は、天皇陛下の誕生日に合わせて祝日となってます。
歴代の天皇陛下の誕生日が祝日として残っている日もいくつかあるのをご存じですか?
調べてみました。

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天皇誕生日(令和)

第126代天皇は、2019年5月1日より徳仁(なるひと)さま。称号は、浩宮(ひろのみや)。
私が知っている限り、始めて前(平成)天皇陛下がご存命の内に、天皇陛下が交代されました。

2019年は、天皇陛下が即位されたのが5月1日だったので、その年は天皇誕生日がありませんでした。
珍しい年です。

天皇誕生日(平成)

第125代天皇は、1989年1月7日から2019年4月30日まで即位した明仁(あきひと)さま。称号は、継宮(つぐのみや)。
30年間天皇陛下として、祈って下さいました。

12月23日は、クリスマスに近い時期で、大人には嬉しい休みであり、学生には冬休みになっている年もあり、あまり嬉しいお休みではなかったかもしれませんね。

天皇誕生日(昭和)

第124代天皇は、1926年12月25日から1989年1月7日まで即位した裕仁(ひろひと)さま。称号は、迪宮(みちのみや)。
62年と14日間の長い在位期間の間に、第二次世界大戦をはさんで、大日本帝国憲法の「統治権の総攬者」=君主としての天皇と日本国憲法の「象徴天皇」の両方を経験された。
継体天皇(けいたいてんのう)以降の天皇陛下の中で最も長い在位で、87歳で崩御され、最も長寿でした。

昭和天皇の誕生日は、現在も祝日として残っている。理由は、

「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧(かえり)み、国の将来に思いをいたす」

Wikipedia

です。
1989年から2006年までは、「みどりの日」としてゴールデンウイークを構成する祝日として、2007年からは「昭和の日」と名称を変えた。

天皇誕生日(大正)

第123代天皇は、1912年7月30日から1926年12月25日まで即位した嘉仁(よしひと)さま。称号は、明宮(はるのみや)。
大正天皇は、1920年に健康状態の悪化が公表されて、1921年に皇太子が摂政に就任。大正天皇は療養生活に入る。
1926年12月25日に47歳で崩御された。

天皇誕生日(明治)

第122代天皇は、1867年2月13日から1912年7月30日まで即位した睦仁(むつひと)さま。称号は、祐宮(さちのみや)。
近代日本の指導者と仰がれた天皇。倒幕や攘夷(じょうい)派の象徴であった。
また、皇族以外の摂政を置いたり、在位中に征夷大将軍がいた天皇の最後となる。

東京府に皇居を置いた。明治の日本の事績を非常に評価を高く支持する層からは、「明治大帝」「明治聖帝」「睦仁大帝」と呼ばれることがある。

明治天皇の誕生日は、11月3日で現在は文化の日になっています。

天長節 明治節という祝日

明治天皇の即位している間は、誕生日の11月3日を「天長節」という祝日でした。
「天長節」というのは、現在の天皇誕生日にあたる祝日です。

「天長」とは、中国の哲学者の老子が描いた文章から「天長地久」=天は長く地は久し という意味で、「天皇の治世が長く続く」ようにという願いが込められている呼び方です。
皇后誕生日は「地久節」と呼ばれていますが、祝日ではありません。

その後1912年に明治天皇が崩御した後は、国民が「明治天皇の功績をたたえる祝日に」という強い要望で、1927年から「明治節」という祝日になったのです。
11月3日は、一時「憲法記念日」にしようという動きがあったそうです。

11月3日は日本国憲法の公布日

第二次世界大戦後に、明治天皇誕生日を「憲法記念日」にしようという動きが起こりました。
1946年までは、明治天皇誕生日が「明治節」という国民の祝日としてお祝いされてました。

第二次世界大戦に敗戦した1947年に、GHQは「明治節」を廃止しました。
なんとか、この祝日を残したかった政府は、11月3日に「日本国憲法」が公布された理由で、「憲法記念日」という祝日にしようと考えました。しかし、GHQはこの案も反対して、実現しませんでした。

1947年に「明治節」は廃止され、明治天皇誕生日の11月3日は、一旦平日になりましたが、1948年に「文化の日」として復活しました。

毎年同じ国民の祝日

「明治節」が廃止された理由は、第二次世界大戦中に天皇が「現人神(あらひとがみ)」とされ、神格化されてました。
国民の多くが天皇を神のように敬っていたので、GHQは天皇と国民の結びつきを危険だと考えていました。「明治節」という明治天皇の功績をたたえる祝日を廃止した。

「憲法記念日」にすることも反対したのは、国にとって重要な「憲法記念日」と「天皇誕生日」が結びつかないようにしたかったようです。

明治時代に鎖国が解かれ「文明開化」が進んだときです。「文化の日」は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」「戦争を再び起こさない、平和な世の中に」しようという意図を込めて、11月3日を「文化の日」にすることを認めたのです。

明治天皇の誕生日である「文化の日」は、内容は違う固定祝日として制定されました。

まとめ

天皇誕生日は、祝日になることもあり、ならないこともあります。
昭和天皇のようにゴールデンウイークの一躍を担う、暦の並びが良い時や、長く即位して活躍したり、慕われていたりした天皇の誕生日は、何かしらの理由をつけて祝日になる可能性があるようです。

今回調べてみて、初代神武天皇は127歳で崩御するなど、100歳以上長生きされた天皇陛下も多くいらっしゃることもわかりました。
いつか、天皇陛下の長生き順なども調べてみたいと思いました。

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