普段、何気なく使っているお金。
古いお札は、今も使えるのでしょうか?お札の寿命って、あるの?
お札も小銭も両方造幣局で作られているの?
日本円
日本円は、日本の通貨の単位です。
「¥」や「円」を使って、表記します。昔は、「圓」を使っていました。「JPY」と表記されることもありますね。
現在は、¥1、¥5、¥10、¥50、¥100、¥500の硬貨と¥1000、¥2000、¥5000、¥10000のお札が流通しています。
現在流通しているお金で、一番古いものは¥1で1955年から使われています。
現在流通している紙幣は、¥2000が2000ねん7がつ19日からで、他の紙幣は2004年11月1日からです。
2024年度からは、新紙幣が発行されることになってますね。
お札の寿命
お札は硬貨と違い、お札が傷むのは早いそうです。
硬貨は、かなり長い間使用できますが、お札の寿命は10000円札で4~5年で、5000円札と1000円札は1~2年しか持たないそうです。
知らない間に、新しいお札と交換されているんですね。
交換されて使われなくなったお札は、偽造出来ないように細かく裁断されて、リサイクルされているんです。
トイレットペーパーや固形燃料、事務用品や住宅建材へ再利用されたり、焼却処分にされたりするそうです。
意外と短い寿命で、驚きました。
製造年の記載は、何故ないの?
お札に製造年が記載されてないのは、寿命が短いからのようです。
硬貨は、昔は金や銀で出来ていたので、いつ作ったかによって、含有量が変わっていたからでしょう。
その名残で、硬貨には製造年の記載があるのです。
古いお札も使えるの?
はい、今も古いお札も使えます。
法律で「無制限の強制通用力」が定められているからです。
法律上の特別な措置がなければ、通用力を失うことはないです。
但し、自販機などの機械には使えないものもあります。
ちなみに、今でも使えるお札は以下の18種類です。
- D一万円券(福沢諭吉)昭和59(1984)年発行
- D五千円券(新渡戸稲造)昭和59(1984)年発行
- D千円券(夏目漱石)昭和59(1984)年発行
昭和32年~44年(C券) - C一万円券(聖徳太子)昭和33(1958)年発行
- C五千円券(聖徳太子)昭和32(1957)年発行
- C千円券(伊藤博文)昭和38(1963)年発行
- C五百円券(岩倉具視)昭和44(1969)年発行
昭和25~28年(B券) - B千円券(聖徳太子)昭和25(1950)年発行
- B五百円券(岩倉具視)昭和26(1951)年発行
- B百円券(板垣退助)昭和28(1953)年発行
- B五拾円券(高橋是清)昭和26(1951)年発行
昭和21年(A券) - A百円券(聖徳太子)昭和21(1946)年発行
- A拾(じゅう)円券(国会議事堂)昭和21(1946)年発行
- A五円券(彩紋模様)昭和21(1946)年発行
- A壱円券(二宮尊徳)昭和21(1946)年発行
昭和18年以前 - い壱円券(武内宿禰)昭和18(1943)年発行
- 改造壱円券(武内宿禰)明治22(1889)年発行
- 旧壱(いち)円券(大黒天)明治18(1885)年発行
D二千円券は、現在も発行されていますので、使えます。
かなり古いお札も使えますが、古いお金はそのお札の価値以上の価値がありそうですね。
まとめ
お札は何処で作ってるの?と聞かれて調べたら、意外と知らないお札のことが分かったので、書きたくなりました。
2024年に新札が発行となりますが、今使っているお札から変わった時は、おもちゃのお札っぽい印象を受けることがあるので、古い方が慣れているし、価値が上がりそうな気がしたりもしますね。
お札は意外と知らないことがいっぱいあって、面白いですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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