2022年の北京オリンピックから採用となったモノボブについて分かりやすく
解説します。
モノボブは、1人乗りのボブスレー競技です。
今大会では、女子のモノボブが新競技としてお目見えです。
新しい競技は、ワクワクしますね。
モノボブとは
モノは、英語で一つの、1人のという意味があります。
モノボブは、1人のボブスレーということですね。
今大会では、女子のモノボブを見ることが出来ます。
モノボブは、女子2人乗りのルールに基本的には沿います。
そりの重量など若干異なることがあります。
そりの重さや長さは?
重さは、そりと選手の合計重量で上限値が決められています。
そりは、重たくなればなるほど速度が出るからです。
総重量は、
男子2人乗りが390㎏以下
女子2人乗りが325㎏以下
男子4人乗りが630㎏以下
女子モノボブが247㎏以下
と決まっています。
総重量を超えなければ、そりと選手の合計重量が基準以下なら重りを追加しても大丈夫です。
ボブスレーの長さは、最大値が決まっています。
4人用が3.8メートル
2人用が2.7メートル
です。
横の幅は0.67メートルです。
1人用のモノボブのそりは、後ろから乗る感じです。
そりの刃の部分は、ランナーと呼ばれ、最大半径が7.5mm以内と決まっています。
後は、刃の温度が決められています。
それは、刃の温度が高くなることがメリットとなるからで、
4度以内となっています。
スピードに関しては、規定はありませんが、130㎞/hを超えるとコーナーで曲がり切れず、ひっくり返ってしまう可能性が高くなるようです。
過去に競技中だけでなく練習中にも、何人も亡くなった人がいるという危険なスポーツなのです。
世界記録としては、201㎞/hの記録があり、最近のものは150㎞/hほどの速度が出るようです。
重量制限は何故あるのか?
ボブスレーに必要なのは、初速のスタートダッシュ、コーナーをスピードを落とすことなく曲がるための位置取りです。
ボブスレーは繊細さとダイナミックさを兼ね備えたスポーツなのです。
スタートダッシュで勝ち負けが決まるとも言われるので、1950年の頃は屈強な力持ちが大勢参加するときがあったらしい。
それと、先にも書いた通り、総重量が重いほど速く滑るので、危険も増すからということもあるのでしょうね。
女子モノボブ
ボブスレーはチームワークが大切だと言われていますが、1人で全てをこなす女子モノボブは、大変です。
舵もスタートダッシュでボブスレーを押すもの、全て一人です。
そりは、1人用なので小型で、流線形ですが、120㎞/hもスピードが出るのです。
モノボブは、2016年から男子も女子も正式種目として行われてきました。
ユース五輪では、男子モノボブもありましたが、まだオリンピックでは採用されてません。
まとめ
ボブスレーの1人用がモノボブです。
ボブスレーの中でも唯一1人で乗る競技なので、孤独との闘いでもあり、1人なので表彰されるものです。
スピードは、氷上のF1と言われるのは同じなので、かなりのスピードが出ます。
危険と隣り合わせですが、選手が1/100秒を争う戦いを是非応援したいですね。
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