防災の日

防災の日 ライフスタイル

「防災の日」は、1923年(大正12年)9月1日に起こった関東大震災にちなみ、1960年(昭和35年)に制定されました。
例年9月1日頃は、二百十日にあたります。
二百十日は、立春を起算日として210日目で、台風が多いとか風が強い日と言われています。
「災害への備えや心構えを」との戒めも込められていて、平和な現代に、せめて1年に1度は災害について考える機会となっています。

子供が小学生の頃は、9月1日の防災の日にちなんで引き取り訓練がありました。
夏休み明けの初登校日に親が迎えに行く訓練です。

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災害とは

災害には、火災、地震、台風、風水害(洪水、土砂災害、高潮など)、噴火や雪崩などの自然災害など、色々とあります。

人災だけでなく、自然災害もあり、その両方が原因というのもあり、完璧に避けるは難しいです。
そのため、備えと心構えがあれば、ある程度の事前準備が出来るのではないでしょうか?

火災

 建物や船、森林などが焼けることを火事といい、それによって受ける災難を火災と言います。
火の不始末や人為的、自然発火で火事が起こります。

火事が起こると、色々なものが燃えます。
炎は勢いを増すと、消火するのが大変になります。
火の不始末などは、一人一人が気を付けることで、予防できると思います。

火災で怖いのは、火だけではありません。
様々なものが燃えることにより、二酸化炭素だけでなく、一酸化炭素や窒素酸化物、非メタン揮発性有機化合物などが大気中へ放出される可能性があるのです。
火災に居合わせてしまったら、いち早く逃げることはもちろんですが、逃げる際は出来るだけ床を這って口にはハンカチなどでガードをして下さい。

地震

地震は、地球の内部で起こる地質現象の一つです。
地下の岩盤には様々な原因でひずみがかかっていて、急激な変形によりこれを解消する現象が地震です。
地震は、波のように地中、地表を走ります。
速度が速いP波を縦波、速度が遅いS波を横波と言います。

地震の大きさは、マグニチュードと震度で表されます。
マグニチュードとは、地震の規模を表します。断層の大きさでもあり、そのエネルギーでもあります。
震度は、地表のある地点での揺れの大きさです。地震は波なので、場所によって揺れの大きさは変わります。

地震による被害は、津波、建物の崩壊、火災、土砂崩れ、液状化現象などがあります。

台風

台風は、北西太平洋、南シナ海に出来る熱帯低気圧で、低気圧内の最大風速が約17.2m毎秒以上に発達したものです。
超大型の台風は、風速15m毎秒で強風域が半径800㎞以上のものを呼びます。
強風域や暴風域を伴うので、強い雨や風をもたらします。
普通の低気圧との違いは、前線を伴っていないことです。

台風の通過により、災害が起こることも多いです。
日本本土に上陸する台風は多くが7~9月です。年間平均上陸数は8月が最も多く、次に9月です。

土砂崩れ、河川の氾濫等で、家屋の浸水等様々な災害が爪痕を残すことが増えてきた気がします。

噴火

火山からマグマや火山灰などが地表や水中に噴き出すことを噴火と言います。
火山活動の一つです。
気象庁では、火口から固形物が水平または垂直距離で約100~300mの範囲を越したものを噴火としています。

日本列島は、北米プレートとユーラシアプレートの2つのプレートの上に位置しています。
この両方のプレートは東から潜りこむ太平洋プレートと南から潜りこむフィリピン海プレートにより、圧力を受けています。

巨大地震が起こるとプレート同士の摩擦が減ります。
そうすると、片方のプレートがもう片方の地中に深く潜りこむ速度が上がり、地下深くでマグマを作ります。
巨大地震の後は、必ず噴火が起きる、というデータがあります。

備える準備

備えあれば憂いない、ということわざもあるように、特に自然災害はいつ起こるか分かりません。
防災の日に準備をしてみる、準備しているグッズを見直す、などの機会にすると良いですね。

長期保存が出来る水を2~3日分を目安に準備する。
家族がいるなら、人数分を確保しましょう。

非常食

こちらも2~3日分は確保しておきましょう。
賞味期限の長い缶詰などは便利です。定期的に賞味期限はチェックしてください。

ラジオ

電気が使えなくても使える乾電池式か手動充電可能なものを準備しましょう。
災害時は、情報が錯そうしますので、正確な情報を得るために欠かせないアイテムです。

懐中電灯

乾電池タイプなら、予備の乾電池も準備しておきましょう。
手回し充電タイプのあるので、そちらもよいかもしれません。

マッチやライター

火をつけるのに必要です。
長い時間のあかりには、ろうそくが便利になるので、火はあると助かります。
きちんと火がつくかを定期的に確認しておきましょう。
寒い時期は、火があるのとないのとでは暖が違ってきます。

軍手やスリッパ

緊急事態の時は、ガラスが飛び散っていたり、危険がある可能性が大きいです。
出来るだけ怪我をしないように、軍手やスリッパは枕元に準備しておくと良いです。
地震などでは、照明器具が落ちてくることもあります。

衛生品や救急用具

絆創膏や包帯なども怪我以外でも使えるかもしれません。
オムツやウェットティッシュなども水が使えない時に役立ちます。

貴重品

現金などを非常用のところに入れておくと良いと思います。
通帳や印鑑も直ぐに分かる、防犯上問題のない所に置いておきましょう。

ホイッスル

あると助かるアイテムです。
大声を出すと体力を消耗してしまいますが、見つけて欲しい時に遠くまで鳴らすことが出来るので役立つと思います。

防寒具や雨具

一枚で防寒にも雨除けにも使え、薄いものが便利です。
防災グッズは、色々準備する関係で、がさばらないものを選びましょう。

まとめ

防災の日をキッカケに災害のこと、準備するグッズのこと、を考えてみましょう。

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