これからの季節、プ~ンという音で悩まされることありますね。
寝ている時もあの音で起きちゃうなんてこともある。
でも、寝ている時にプ~ンは聞こえなかったのに、足や手に赤い跡が、、、。
これは、いったい犯人は何だろう?って、思った時はダニかもしれない。
ダニとは
世界中におよそ4万5千~5万5千種いると言われる。
ダニは昆虫ではなく、サソリやクモの仲間。
形態や生態ともに多種多様で、害虫とされるダニは少数。
日本で生活や健康を脅かすと言われているには、主に5種類だけ。
アレルギーの原因となるのは、ヒョウダニ。屋外で問題となるのは、マダニ。
生態を知ると対策が見えてくるはず。
ダニの生態とは
以下の4種類が家の中などの屋内で発生する。
ヒョウダニ
体長は、約0.1~0.3㎜。
ほぼ一年中見られる。
死骸やフンがアレルギーの原因になる。刺したりは、しない。
20~30度で、湿度60~80%が好き。
ただし、ツメダニはヒョウダニを餌としているので、ヒョウダニがいるとツメダニももれなくついてくる可能性がある。
主な発生場所:カーペット、ベット、枕、布団、ソファーなど。
餌:ホコリ、人のフケ、アカ、人の皮脂など。
1gのフケ・アカ・汗で、約300匹のダニが生息出来る。
コナダニ
体長は、約0.3~0.5㎜。
高温多湿を好み、繁殖力が凄まじい。
人を刺さないが、ツメダニがコナダニを食べるので、影響はある。
梅雨時や秋口に繁殖する。
低温にも強いコナダニを封じ込めるには、湿度を下げること。
主な発生場所:食品、畳など。
餌:食べ物(米、小麦、チョコレート、砂糖など)、湿った畳、紙など
ツメダニ
体長は0.3~0.8㎜と少し大きめ。
大きな爪があることから、こう呼ばれる。
被害は8~9月に多い。
基本的には人を刺さないが、まれに間違って人を刺し体液を吸う。
夏場は、特に活発に動くので被害も多くなる。
主な発生場所:畳、カーペット、他のダニの発生場所など。
餌:他のダニ(ヒョウダニ・コナダニ)、共食いもある。
イエダニ
体長は、0.6~1.0㎜。
ネズミや鳥に寄生する。宿主の血を吸う吸血ダニ。
宿主が死んだり、大量発生すると人を吸血する。
ネズミや鳥から病原菌を運んでくる可能性もあるので、気を付けたいダニ。
暗いところに潜んでいて、夜間に行動して吸血する。
5月ころから発生して、6~9月が最盛期で、人への被害もこの時期に集中。
主な発生場所:ネズミの体や巣、野生の鳥などに寄生。
餌:ネズミや哺乳類の血液。
以下の1種類が屋外で発生する。
マダニ
体長は約3~10㎜と大型。目で見えるほど。
人への被害は、大きい。噛まれて、吸血されると炎症や感染症を起こす可能性もある。
噛まれたら、すぐに病院へ行くこと。
公園での散歩、草むらでの作業などをした後は、服をはらったり、シャワーや入浴をするように。
明るい服装をすることや長袖、長いソックスやパンツなどで、肌の露出を避けることも良い。
3~4月ころから増えて、10~11月ころが活動期のピーク。
冬に活動する種類もいる。
主な発生場所:公園、山、草むら、庭、河川敷など。
餌:生物の血液。
- 主な発生場所・生息場所……草むら・公園・山など
- エサ……生物の血液
赤い肌
蚊に刺されたところは、ㇷ゚ㇰッと腫れて痒くなるので分かりやすい。
ダニは、よく見ると近くで2か所の赤い点がある。
しかも、お腹、太ももなどの柔らかいところが狙われること、痒みや腫れがすぐにこないこと、同じ場所や近い部分に数か所跡があること、などが特徴。
蚊との明らかな違いは、すぐに腫れないこと。
家で噛まれるのは、たいてい夜。寝ている時が多いようだ。
布団の湿度を下げることを意識して、適度にエアコンを使っていきたい。
まとめ
ダニの季節は、これからだ。
梅雨の時期に布団干しもシーツを洗うことも結構難しいので、布団乾燥機や扇風機、エアコンを上手に使って、布団内の湿度を下げたい。
上手に対応すれば、万が一噛まれても安心だ。
絶対はないし、神経質になり過ぎるのも良くない。
ダニにも気を付けていきましょう。
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