自分の望む通りの人生を生きていくためには、「環境や人のせいにするのではなく、自分の人生を生きる、と決める」ことです。
そうは言っても変えるのが難しいから、困ってるんです。と思っている人へのワンポイントアドバイスは、『自己対話を変える』です。
例題的に書いた「無意識の心の会話」
「自分の人生を自分で決めるのは、良いよね。自由だろうし、楽しそう。
でも、責任を自分で背負うのは面倒だし、大変そう。
だったら、今のままで十分。楽だし、ちょっと我慢して適当に言うことを聞いておけばいいし、楽だよなぁ。」と、なっているんだと書きました。
ポイントは、「でも、」という言葉
発している言葉の中に、ポイントがあります。
『でも、』という言葉です。
前の文章を打ち消して、後にくる文章を強調するのが「でも」という「打ち消し(玉説)」の接続詞です。
例としては、「とってもかわいいですね。でも、あまり性格は良くなさそうよねぇ」
どんな風に感じましたか。
「かわいい」と褒められていますが、褒められた感じより、後半の
「あまり性格は良くなさそうよねぇ」が、気持ちに残っていますね。
逆にしてみると、
「あまり性格は良くなさそうよねぇ。でも、とってもかわいいわ。」
今度は、どうでしょう。
「かわいい」が残っていませんか。
心に届く印象がここに感情や表情が入るとさらに変わります。
日常会話で「でも」という接続詞は、とてもよく使われています。
相手の気持ちを考えて話しているとしても、話し方で自分の思いと全く違う
気持ちを相手に伝えている可能性があるのです。
伝えられた方は、感情は後半の文章に残っているので、その感情を引きづったまま、
次の会話に入ってしまうのです。
「でも」の接続詞の後、必ず、セットのように、使われる接続詞があります。
「だから、」という接続詞とは
接続詞の「だから」です。
「だから」は、肯定(理由)の接続詞です。
前の文章を、「だから、こうなるのよ。」と、更に強めていきます。
先ほどの文章だと、
「とってもかわいいわ。でも、性格はあまり良くなさそうだわ。
だから、あなたの周りに人が寄ってこないのよ。せっかく可愛いのに、もったいない。その性格を治しなさい。」
的な感じになります。
このような文章や状況は、良くあります。
もう一つの文章だと、
「性格はあまり良くなさそうよ。でも、とってもかわいいわ。
だから、その魅力を生かして、愛嬌のある人になると良いわよ。」
文章の内容が変わるので、受け取る方も変わっていきます。
全く違うコミュニケーションになりそうですね。
どっちの会話をあなたはしたいですか。
この「でも」の使い方は特に注意しましょう。この「でも」の使い方を
覚えてしまえば、格段にコミュニケーション能力が上達します。
正しい「でも」の使い方とは
では、正しい「でも」の使い方とは、どう使うでしょう。
「否定。でも、、、肯定。」
「相手にとっては言って欲しくないこと」でも、「相手の現状の良い所や今後の未来について」
例としては
「◯◯ちゃん、ちゃんと片付けなさい。でもね、お母さんは◯◯ちゃんのこと、信じてる。だって、◯◯ちゃんは、言ったらちゃんとやるもの。とても偉いなぁって思うよ。」
こう言われたら、頑張ろう、という気持ちになりますねぇ。
改めて言いますが、「でも」の使い方が、本当に重要です。
何気なく使う「でも」は、たかが「でも」です。が、されど「でも」です。
「でも」の使い方が重要だと気づいて頂けると嬉しいです。
明日が楽しみです。是非、楽しみにしていて下さい。
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