秋から春にかけての季節に、南岸低気圧が通ると太平洋側でも雪が降ると言われています。
寒気を呼び込むことが多く、大雪になることもあります。
関東地方、特に東京は1㎝でも降雪があると、都市機能がマヒしてしまうことが多く、事前の準備が大切になります。
そんな時でも、車を使わないといけないお仕事もあります。
安全に運転する方法をまとめてみました。
雪が降る予報が出た時の準備
雪の予報が出たら、ワイパーを立てておきましょう。
何故、ワイパーを立てておくと良いのでしょうか?
1.ワイパーがフロントガラスにくっついてしまうのを防ぐ
ワイパーを下したままだと、フロントガラスに雪が積もった場合、フロントガラスに凍ったワイパーがくっついてしまいます。
もし雨が降って濡れている所に雪が積もると、よりワイパーがフロントガラスにくっついてしまいやすくなります。
ワイパーがフロントガラスにくっついてしまわないように、雪が降ると分かったらワイパーを立てておくようにしましょう。
貼り付いているワイパーは、どのようにしたら良いの?
フロントガラスにワイパーがくっついてしまった状態の時は、直ぐにワイパーを動かさないようにしましょう。ワイパーのゴムが切れてしまう可能性があります。
切れてしまわないまでも、ゴムが変形したり、雨をきちんと拭きとれなくなることも起こりえます。
また、ワイパーモーターに負荷をかけてしまったり、車種によってはワイパーモーターが焼ける可能性もあるそうです。
ワイパーがフロントガラスにくっついている時は、まずフロントガラスの雪や氷を溶かします。
エアコンで車の中から温めたり、フロントガラスの熱線を作動したり、氷を解かすスプレーなどを使って溶かしましょう。
ワイパーアームが変形したり位置がズレるのを防ぐ
ワイパーアームが変形する?
ワイパーを下したまま、雪が積もるとワイパーアームが変形する可能性があるのです。
雪は、意外と重たくて、「新雪」では30~150kg/m3、一度解けた雪が再度凍結した「ざらめ雪」では300~500kg/m3にもなるので、想像出来ますね。
フロントガラスの雪がワイパーアームに溜まると変形するかもしれないのです。
ワイパーアームが変形したり、位置がズレてしまう
ワイパーアームが変形したり、ワイパーの停止位置がズレた状態でワイパーを動かすと、どうなるのか?というと、左右のワイパーの動きがずれたりするので、フロントガラスの上でワイパー同士が当たってしまうことがあり、危ないのです。
特に、左右のワイパーが内側に動くタイプのワイパーは、少しでもタイミングがずれると直ぐに当たってしまうのです。
2.雪かきを楽にする
雪がたくさん降る時は、ワイパーが立っていないと、車が雪の塊となってしまいます。
雪かき用の道具を使うのには、何も障害物がないと楽に行えますが、フロントやリアにワイパーがあると、雪かきの邪魔になってしまいます。
除雪を楽にするために、ワイパーは立てておきましょう。
3.雪に埋まった車を見つけるのが簡単
大雪が降る地域では、雪の塊が至る所にあって、車を見つけるのが大変だったりもします。
ワイパーが見えていれば、車だと判断しやすくなります。
雪道での運転
1、急な操作をしないこと
急ハンドル、急発進、急加速、急ブレーキなどをしないようにしましょう。
雪道は、タイヤのグリップが非常に落ちるのです。
スリップしやすくなるので、アクセルをゆっくりと踏むこと、車間距離もいつもよりも多めにとるようにします。
2、エンジンブレーキを使う
フットブレーキを使い過ぎないようにして、エンジンブレーキを適宜使うようにします。
心に時間に余裕をもって、慌てないことも大切です。
3、事前にブレーキを確認する
どの程度滑るのかを低速で走ってブレーキを踏んで確認します。
周りに人や車がいない安全な場所で確認しておくことも大切になります。
まとめ
雪道に慣れてない人は、雪が降ったら車には出来るだけ乗らないことが安全です。
雪道に慣れてない人が運転している可能性もあるので、歩行者でいる時も車道に近づかないとか、車が滑ってくる可能性を考えながら、歩くように心の準備をしておくと良いですね。
ワイパーを立てておくのは、ワイパーゴムのことだけだと思っていましたが、目印になったり、雪かきの時に便利など、様々な効果があることも分かりました。
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